初期のCGパースを見たのは、1990年代半ばの大型室内競技場のコンペだったと思います。事前のサンプルCGがイマイチのせいか、当時勤めていた手描きパース事務所に依頼がありました。下図を製図版とT定規で作成するのは本当に大変でした。
その後急速な進化を遂げ今や写真と見分けが付かないまでになったCGは、建築後どのような風景になるかというシミュレーションとしては最適でしょう。しかし建築パースの利用法には、売込のための広告、コンペのような他社との競合、地域住民への説明など、色々な用途があります。
絵として認識される手描きパースは、企画者の伝えたいイメージを。強調して表現する事ができます。未確定な部分はあいまいなままで、見る人の想像力に訴えながら好印象を残すのが理想です。目的により手段を変えながら建築のプレゼンテーションを進めるならば、最近見ることの少なくなった手描きパースもぜひご検討下さい。
一部作品を削除しました
数年前まで3ds Max、V-rayを使ってフォトリアルなパースも目指していましたが、移転を機にやめました。今まで何かの参考にとコメント付きで画像を残していましたが、誤解のないよう削除いたしました。 2020年8月9日
ピンタレスト
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にも画像を載せております。